ADHDやADDでも効率よく片付けができる方法

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「片付けられない症候群」とも呼ばれる精神疾患の一種、ADHDこと「注意欠陥多動性障害」ADDこと「注意欠陥障害」

今ではすっかりその名前と知識が広まり、自身が患者である事を認識している人は少なくありません。また、周囲の理解も深まり、片付けが出来ないのはしかたがないことだと思われがちになりつつあります。

もちろん、こうした先天性の障害に対する知名度が上がり、理解度が高まることは素晴らしいことです。

ただし、病気だから自分は片付けられないのが当たり前とか、あの人は片付けが出来なくても致し方がないと決めつけるのはいかがなものでしょうか? 

少なくとも、手足は自由に動き、目も見えるのです。それで片付けそのものが出来ないというのは、むしろ消極的すぎる見解なのではないでしょうか?

片付けが苦手なのと出来ないのは違う

ADHDやADDに限らず、鬱病などの精神疾患があると、片付けが苦手になってしまう傾向は否めません。

ただし、それはあくまでも苦手なのであって、出来ないということにダイレクトに繋がる訳ではないのです。

実際、自分は算数が苦手と言う人でも、一桁の足し算引き算は難なくこなせるでしょう。運動が苦手な人でも、手足が自由に動けば、歩くことや走ること、さらに、軽く飛び上がることくらいまでは当たり前に出来ます。

ただ、人と比べた時に、能力的にどこまで出来るか? 
あるいは、結果的にどのくらいの記録が出るのか? 

となると、どうしても差が付いてしまうことはよくあります。

そして、その差を気にするあまり、苦手意識が高まる人が圧倒的多数なのです。

また、周囲も、その能力やペースの差による結果を見て、あの人は算数が苦手だとか、運動が苦手だと思い込んでしまいます。ただし、全く出来ない訳ではないという事実は、自他共に認めるところではないでしょうか?

しかし、これが病気や障害を持つ人を目の前にした時の見解となると、大きく違って来ます。

自分は出来ない、あの人は出来ないという固定観念を持つことはしばしばで、ADHDやADDの人の片付けに対する見方もその一つです。

けれど、実際には能力やペースに少々差があるだけで、出来ない訳ではありません。

とは言え、その能力の誤差が大きく異なる結果を出していることは紛れもない事実です。

どこがどう違う?

ADHDやADDの人と健常者とでは、どこがどう違うのでしょうか?

通常「さあ、掃除しよう!」と思うと、即座にゴミを捨て、散乱している物を定位置に戻し、掃除機を掛け、拭き掃除をして・・・と、次々とやるべきことを考え、次々とこなして行きます。

ところが、ADHDやADDのような障害があると、最初にいきなり、ゴミを捨てる・散乱した物を定位置に戻す・掃除機を掛ける・拭き掃除をするということを同時に考えてしまうのです。

しかも、頭の中でその優先順位が定まらなくなってしまいます。結果、何から手を付けていいのか分からなくなり、先に進めないまま放棄してしまうという訳です。

ですから、決して片付け方が分からないとか、肉体的に困難だということではありません。

むしろ、健常者以上にしっかりと考え、方法も分かっています。ただ、手順が分からないことが多く、故に億劫になってしまいがちなのです。

よって、片付けに対しての向き合い方に少々難があるというだけの話になるでしょう。
ならば、どうすれば上手に片付けが出来るようになるのでしょうか?




1つから2つ、1つから3つへ

ADHDやADDに多い先のような症状は、部屋が散らかれば散らかるほど強く表れます。

そのために事態を悪化させて行く訳で、取り敢えずは現状維持!今以上に物を置きっ放し、出しっ放しを増やさないようにするのが先決でしょう。

そして、そのために心掛けることはたった1つ!物の増減と出し入れは常時ワンセットで行うことです。

まず、出した物は必ず元の場所にしまう!
買った物や貰った物は使い切って捨てる!

とにかく、1つ出したら1つしまい、1つ増えたら1つ減らすという事を繰り返して行けば、今以上に物が増える、部屋が散らかるということは免れます。

その上で、今度は、

1つ出したら2つしまう→1つ出したら3つしまう!
1つ増やしたら2つ減らす→1つ増やしたら3つ減らす!

という展開に持ち込めれば大成功!!徐々にでも部屋は片付いて行くでしょう。

自信を付けてドーパミンを充満さそう

よく、ADHDやADDでも効率よく片付けが出来る方法などが紹介されていますが、いきなり実践出来る人は、そう多くはないでしょう。

なぜなら、部屋の片付け=不要品を捨て、散乱している物を整理整頓して・・・というように、いくつもの作業を順序良くこなして行くことは、他人が思う以上に複雑だからです。

結果、出来ないという固定観念が芽生え、益々億劫になってしまうのです。

そこで単純に、出したらしまう、買ったら使う、増えたら減らすという事を習慣付ける事から始めるのが大切だと言えます。

そして、それが確率されたら、自分で自分を思いきり褒め、さらに、周囲の人からも出来るだけ沢山褒めてもらいましょう。

人は褒められることにより、自らの能力を信じることが出来るようになります。そして、自信が付き、興味や関心が芽生えて行きます。

すると、モチベーションが上がり、テンションが上がることで、ドーパミンという神経伝達物質が多量に分泌されるようになるのです。

このドーパミンは、人間にとっては思考力と行動力を司る潤滑油のようなもので、これが不足するために物事を円滑に進められないのがADHDやADDという病気です。

つまり、ドーパミンが十分に分泌され、エンジンが掛れば、後はもうこっちのもの!驚くほど綺麗に部屋が片付くことはしばしばなのです。

実際、彼氏や彼女が遊びに来ることになり、一気に部屋が片付いた経験をお持ちの人は少なくないでしょう。

また、年中散らかっていても、年末の押送時だけはきちんと出来る人も大勢います。これらは、好きな人や信念を迎えるというワクワク感がモチベーションを高め、ドーパミンを充満させているのです。

ということで、ADHDやADDでも効率よく片付けができる方法はあれこれあります。

ただ、いきなりそれを導入しようとしても、それこそ理解に苦しみ、益々現状を複雑にするだけの可能性は低くありません。

ですから、まずは1つ出したら1つ片付けるというところからひとつずつ、本当に1つずつ出来ることを実証し、褒められ、自信を付け、その自信をモチベーションとしてドーパミンを増やすことを考えましょう。


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